会社のCloudflareアカウントにStudioを追加する
会社のドメインがすでにCloudflareで管理されている場合、Studioは同じアカウントの中に、Webサイトと並べて設置できます。Studioには専用の無料のworkers.devアドレスが付き、希望すれば、お持ちのドメインの新しいサブドメインも使えます。WebサイトとDNSレコードは、これまでとまったく同じままです。
- こんな場合におすすめ
- ドメインがすでにCloudflareで管理されている会社。
- 必要なもの
- Studioを利用できるアカウントでサインインした、Windows版またはMac版のMaxisnap;Workerを追加できる、会社のCloudflareアカウントへのサインイン(またはそのアカウントを管理している担当者);パソコン上のAIコーディングアシスタント、またはNode.js 20以上が入っているターミナル。
- 所要時間
- 初回は約20分です。
- できあがるもの
- 専用のworkers.devアドレスで動くStudio。希望すれば、snaps.yourcompany.comのような新しいサブドメインも使えます。Webサイトは、これまでとまったく同じままです。
- 費用
- StudioはCloudflareの無料プランで動作するように作られています。R2の現在の無料枠と料金は、Cloudflareが公開しています。
Studioが追加するものと、手を付けないもの
Studioが追加するもの
- Studioアプリ本体(Cloudflareでは「Worker」と呼ばれます)
- キャプチャを保存するストレージ領域(「R2バケット」)
- ライブラリとチーム用の小さなデータベース(「D1」)
- workers.dev上のアドレスと、選んだ場合は新しいサブドメイン1つ
- アカウントのworkers.dev名(まだない場合。アカウント全体で1つの名前)
Studioが手を付けないもの
- Webサイトとそのファイル
- ドメインの既存のDNSレコード
- そのほかのWorker、ストレージ、データベース
- 請求情報と、そのほかのアカウント設定
名前がすでに使われている場合、Studioは別の名前を選ぶか、選ぶよう求めます。すでにあるものを置き換えることはありません。
CloudflareまたはWebサイトを別の人が管理している場合は、先にその人に確認してください。会社によっては、会社のアカウントにサービスを追加できる人が決められていたり、すべてのサブドメインの前にサインインページが置かれていたりします。サインインページがあると、Maxisnapのアップロードがブロックされてしまいます。
ストレージが有効になっているか確認する
Studioは、キャプチャをCloudflare R2に保存します。会社のCloudflareアカウントにサインインして、一度だけ確認してください:
- Cloudflareダッシュボードで「Storage & databases → R2 → Overview」を開きます。
- CloudflareからR2の追加を案内されたら、チェックアウトを完了してください。アカウントの請求担当者がご自身でない場合は、その担当者にこの手順を依頼してください。
Studioのダッシュボードで、使用中のストレージ量を確認できます。2026年10月に確認したCloudflareのR2ドキュメントには、R2は毎月の無料利用分が含まれていて無料で使い始められること、そして利用分は月ごとに請求されることが記載されています。
パソコンにStudioを用意する
- Windowsの場合:Maxisnapで「設定 → アカウント → Maxisnap Studio セットアップウィザード」を開き、「はじめましょう」、続いて「ダッシュボードをダウンロード」をクリックします。MaxisnapがStudioのZIPファイルを「ダウンロード」フォルダーに保存し、そのフォルダーを開きます。
- Macの場合:Maxisnapで「Settings → Welcome & Help → Studio Setup Guide」を開き、「Get Started」、続いて「Download Dashboard」をクリックします。MaxisnapがStudioのZIPファイルを「ダウンロード」フォルダーに保存します。
ZIPファイルを展開します。Windowsでは、右クリックして「すべて展開」を選びます。Macでは、ダブルクリックします。
最初からロゴとカラーを反映したいですか?「Maxisnap Studio - Start Here.html」をダブルクリックし、ブランドをデザインして「Lock in my branding」をクリックします。アシスタントがその設定を使います。この手順を省略して、あとからダッシュボードの「Branding」でブランド設定を変更することもできます。
アドレスを決める
Studioには常にworkers.devのアドレスが付き、最初から使えます。このCloudflareアカウントでドメインが有効になっていれば、snaps.yourcompany.comのような、ドメインの新しいサブドメインも追加できます。
アドレスは次のような形になります:snaps.yourcompany.workers.dev
ご自身のドメインは、あとから何も失わずに追加できます。
作業をAIアシスタントに任せる
- AIコーディングアシスタントを開きます。Claude Code、Codex、Cursorなど、パソコン上でコマンドを実行できるものを使います。
- AIアシスタントを使ったセットアップのガイドから用意済みの指示文をコピーし、山かっこで囲まれた行をStudioフォルダーの場所に置き換えて、貼り付けます。
- 会社ですでにCloudflareを使っていること、そしてサブドメインが必要かどうかを伝えます。アシスタントはStudioフォルダーにある指示書ファイルを読み、各手順を実行する前に説明します。
アシスタントに求められたら、Cloudflareのキーを作成する
デプロイには、アカウント内で作業する権限が必要です。その権限は、Cloudflare APIトークンで与えます。トークンは、この作業専用のパスワードのようなものです。
- Cloudflareで「My Profile → API Tokens」を開き、「Create Token」をクリックして、カスタムトークンの作成を選びます。
- 次の4つの権限を追加します:Account Settings Read、Workers Scripts Edit、Workers R2 Storage Edit、D1 Edit。
- サブドメインを使う場合は、さらに3つ追加します:Zone Read、DNS Read、Workers Routes Read。
- 「Account Resources」で、会社のアカウントを選びます。サブドメインを使う場合は、「Zone Resources」で、ご自身のドメインを含めます。
- 「Continue to summary」、続いて「Create Token」をクリックします。Cloudflareはトークンを一度しか表示しないので、すぐにコピーしてください。
- アシスタントから求められたら、トークンはチャットではなく、ご自身でターミナルに貼り付けてください。
CloudflareのAPI Tokensページを開きます。
各権限が何に使われるかは、技術資料に書かれています。Studioが動き出したら、トークンは削除できます。あとでStudioを更新または削除するときは、新しいトークンが必要です。
実行計画を確認してから、Studioを作成する
「はい」と答えるまで、何も作成されません。アシスタントはまず実行計画を作成して、その内容を表示します。「Will create」には、1つのWorker、1つのR2バケット、1つのD1データベースのほか、workers.dev名が新規の場合はその名前、サブドメインを選んだ場合はそのサブドメインが表示されます。「Will not touch」には、ドメインとDNS、ほかのWorker、バケット、データベースが表示されます。
- 実行計画に、すでに使われている名前などの問題が表示された場合は、別の名前を選んで、実行計画をもう一度作成してください。
- 実行計画の内容に問題がなければ、アシスタントに進めるよう伝えてください。デプロイが途中で止まった場合は、同じコマンドをもう一度実行すれば、何も二重に作成することなく続きから再開されます。
管理者キーを保管する
- 完了すると、デプロイによってStudioのアドレスと管理者キーが一度だけ表示されます。キーは、パスワードマネージャーのような安全な場所に保管してください。このキーでダッシュボードにサインインします。キーを知っている人は、誰でもStudioを使えます。
- デプロイは、cloudflareフォルダーにdeployment.jsonというファイルも書き出します。このファイルは保管しておいてください。あとでStudioを更新または削除するときに使われます。
Maxisnapを接続して試す
- Windows版Maxisnap:「設定 → アカウント → Maxisnap Studio セットアップウィザード」を開き、「はじめましょう」をクリックします。ステップ4の「Maxisnap を接続」まで、「次へ」をクリックして進みます。Studioのアドレスとキーを貼り付け、「接続をテスト」、「次へ」の順にクリックして、最後のページで「完了して保存」をクリックします。セットアップで表示された管理者キーを使えます。ダッシュボードの「People & access」にあるアップロードコードも使えます。
- Mac版Maxisnap:「Settings → Welcome & Help → Studio Setup Guide」を開き、「I already have a dashboard」を選びます。Studioのアドレスとキーを貼り付け、「Test Connection」、「Next」、「Finish & Save」の順にクリックします。
何かをキャプチャして、エディターで「アップロード」をクリックします。Windowsでは、Ctrl+Alt+7を押すと範囲をキャプチャして、すぐにアップロードします。共有リンクはクリップボードにコピーされます。
Windows版MaxisnapとMac版Maxisnapは、CloudflareのStudioに各アップロードを1回のリクエストで送信します。受け付けるのは、ファイルあたり25 MBまでです。
次のステップ:ダッシュボードの「People & access」でチームメンバーを追加し(全員にそれぞれ専用のコードとロールが付きます)、ロゴやカラーはいつでも「Branding」で変更できます。
うまくいかない場合
サブドメインがすでに使われている
snaps.yourcompany.com is already in use (it has DNS records). Pick a name that isn’t used yet; Studio never changes existing DNS.
その名前はすでにどこかを指しているため、Studioは手を付けません。まだ何にも使われていないサブドメインを選んでください(例:studio、share)。
Workerルートがすでにそのサブドメインを対象にしている
The Worker route “*.yourcompany.com/*” on yourcompany.com already covers snaps.yourcompany.com, so Studio would not receive its traffic. Pick another name.
アカウント内の別のWorkerが、そのルートに一致するすべてのサブドメインに応答するため、Studioには、自分宛てのアクセスが一切届かないことになります。ルートの範囲外の名前を選ぶか、そのルートを設定した担当者に相談してください。
Studioがドメインを見つけられない
That domain is not in this Cloudflare account.
ドメインが別のCloudflareアカウントにあるか、トークンからそのドメインが見えていません。ドメインがあるアカウントでトークンを作成し、そのドメインに対して「Zone Read」「DNS Read」「Workers Routes Read」の権限を付けてください。
ドメインに「not active yet」と表示されている
yourcompany.com is not active on Cloudflare yet, so snaps.yourcompany.com will not work until it is.
Cloudflareがまだそのドメインに応答していません。通常は、ネームサーバーがまだ以前のプロバイダーを指しているためです。当面はworkers.devのアドレスを使ってください。サブドメインは、あとから何も失わずに追加できます。
新しいサブドメインがまだ開かない
Cloudflareが新しいサブドメインを有効にするまでには、時間がかかることがあります。workers.devのアドレスは最初から使えるので、それまではそちらを使ってください。
サブドメインではアップロードに失敗するが、workers.devのアドレスでは動作する
そのサブドメインに設定されたCloudflareのセキュリティ設定が、Maxisnapをブロックしています。Cloudflare Access(アドレスの前に表示されるサインインページ)、WAFルール、Bot Fight Modeのいずれかです。Cloudflareを管理している担当者に、Studioのサブドメインを許可するよう依頼してください。確認すべき項目は技術資料に載っています。
実行計画に、Workerルートを確認できなかったと表示される
Studio could not check the Worker routes on yourcompany.com (the connection has no Workers Routes Read permission).
トークンに「Workers Routes Read」を追加してください。この権限がないと、別のWorkerがすでにその新しいサブドメインを受け持っているかどうかを、Studioが確認できません。
ストレージが有効になっていない
R2 storage is not turned on for this Cloudflare account yet.
手順1と同じように、CloudflareダッシュボードでR2を有効にしてから、アシスタントに実行計画をもう一度作成してもらってください。
Studioの名前がすでに使われている
A Worker named “snaps” already exists in this account. Pick another name; Studio never replaces someone else’s Worker.
アシスタントに別の名前を伝えてください(例:snaps-yourcompany)。ストレージ名やデータベース名がすでに使われている場合は、デプロイツールが次に空いている名前を自動的に選びます。
Cloudflareが処理を拒否した
Cloudflare refused this step: the connection does not have permission for it. Reconnect Cloudflare and approve every permission Studio asks for.
トークンに足りない権限があります。手順5の権限を付けた新しいトークンを作成し、アシスタントから求められたら、もう一度ターミナルに貼り付けてください。
セットアップが途中で止まった
アシスタントに、同じデプロイコマンドをもう一度実行するよう頼んでください。コマンドは止まったところから続きを実行し、何も二重に作成しません。
新しいアドレスがまだ開かない
Studio did not come online in time (HTTP 404). Cloudflare can take a few minutes to publish a new address; try again shortly.
作成はすべて完了しています。Cloudflareがアドレスを有効にするのを待っている状態です。数分待ってから、もう一度アドレスを開いてください。
管理者キーをなくした
アシスタントが新しいキーを設定できます。アシスタントは、ターミナルにCloudflareのトークンを設定した状態で、Studioのダウンロードに含まれるcloudflareフォルダーから次のコマンドを実行します。コマンドは新しいキーを一度だけ表示します。そのキーで、Maxisnapをもう一度接続してください。
node deploy/cli.mjs update --record deployment.json --yes --new-admin-key 大きな動画がアップロードできない
Windows版MaxisnapとMac版Maxisnapは、CloudflareのStudioに各アップロードを1回のリクエストで送信します。受け付けるのは、ファイルあたり25 MBまでです。
録画はそのサイズ以下に収めるか、アップロードする前にトリミングしてください。
Maxisnapに、キーが正しくないと表示される
保存した場所からキーをもう一度コピーしてください。前後に空白が入らないようにします。アドレスも確認してください。セットアップで表示されたアドレスで、先頭は次のとおりです:https://.
解決しませんでしたか?
メールをお送りください。担当者が、通常は1営業日以内に返信します。次の情報があると、一度の返信でお答えしやすくなります:
- 選んだセットアップ方法と、今どの手順にいるか。
- 画面のスクリーンショット(エラーメッセージがある場合は全文が分かるもの)。
- Studioをどこに設置するか:新しいCloudflareアカウントか既存のCloudflareアカウントか、またはWebホスティング会社の名前。
- Maxisnapのバージョン:Windowsでは「設定 → バージョン情報」、Macでは「Maxisnap → About Maxisnap」で確認できます。
管理者キー、Cloudflareのキー、パスワードは送らないでください。サポートには必要ありません。